- nishi
筋トレ今昔物語④
フィットネス業界またパーソナルトレーナーという職業の存在も大きく変わりました。
自分が19の頃、ボディビル系雑誌にインタビューしてもらった際に
「将来何になりたいか?」という質問をされましたが、
漠然と筋トレを人に教える仕事をしてみたいとは思っていたのですが、
パーソナルトレーナーという言葉自体がまだ一般的でなく、そのような職業の存在も具体的には知らなかったため、「スポーツトレーナー(?)」というような曖昧な言葉で答えた記憶があります。
今ではパーソナル〜は下手すれば人気の職業のひとつに該当するのではないでしょうか。
若い人も男女問わずそれを目指す人が多くいる印象を受けます。
そして正直言って簡単になれます。
FLEX2にも求人の問い合わせや、トレーナー志望の若者から指導を希望するコンタクトがあります。
(ちなみにそういった依頼はお断りしてます。)
これからこの職業を目指す人にひとつだけアドバイスできるとすれば、
自分がしっかりとトレーニングができ、凄い体になれるのは当たり前。
それを一切できない人に対し、ゼロから指導することとの違いを理解すること。
これはまさに当初自分が勘違いしていたことであり、15年程この仕事をしていて強く思うことでもあります。
もちろん自分もまだまだ勉強中。
毎回の自身のトレーニングやレッスン中に学ぶことが無数にあります。
おそらく、尽きることはないでしょう。
レッスン中、時が止まったように黙り込むことがありますが、
その際は自分の中で新たな発見があったり、考えを巡らせているときかと思います。
フィットネス業界は昔から何かと流行を生み出そうとします。
敢えて言及しませんが、思い浮かぶ方法や商品がいくつもあるでしょう。
確かに何もしないよりは、ちょっと変わった運動や流行に乗っただけのものであれ行う方がマシです。
しかし、究極はもっと先にあると考えます。
必要以上には疲労せず、行うことが日々の生活の負担にならなず、怪我をせず、長期間続けられる。
しかし筋力は強くなり、筋肉が発達し、不要な体脂肪は減らしやすくなり、必要な柔軟性やバランスが身につき、日常の疲労や身体の違和感が減る。
これを極めなければならない。
まだ先は長そうです。
FLEX2
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