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ベンチプレスの可動域その2
前回の話の続きでちょうど良い映像を見つけました。
Jay Cutlerのインクラインプレスです。
重量は約185kgで12レップス
手幅はなんと81cmラインの指2本内側です。
先天的に肩幅の広い彼でこのグリップ幅は驚異的です。
フォームの特徴としては
手幅めちゃ狭
サムアラウンドグリップ(リストラップ無し)
肩甲骨は寄せない(むしろ上方回旋、やや挙上気味)
ブリッジ無し(適度な胸椎伸展のみ)
ボトムでの肘の角度が70~80度になる
シャフトは胸に触れるまで降ろさない
トップで肘は伸展させない
まさに胸に負荷を掛けることを最優先としたフォームです。
この映像を見て
「ほ〜、バーベルは胸まで降ろさない方が効くのか、今度やってみよう。」
となるのは間違いです。
胸まで降ろさないのではなく、降ろせないフォームを作っているのです。
呼吸とそれよる胸郭・腹圧のコントロールもさすがです。
どこか一つでも間違えたら、ただの悪いフォームになってしまいますので真似するのはオススメしません。
よほどのマニア以外は、大人しく肩甲骨を寄せておきましょう。
FLEX2
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