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コンセントレーションカール
昨日のトレーニングはインクラインプレスとコンセントレーションカールを実施。
休みの前日は、翌日のパドルに支障の少ない部位を行うことにしています。
インクラインプレスは前回の80kgから82.5kgに増やしたものの、目標回数に1レップ足りなかったので次回仕切り直し。
今回の動画はその後のコンセントレーションカール。
遥か昔から、力こぶのピークを作るのに有効というフレコミの種目ですが、
トレーニングマシンやフリーウエイト器具の発展によるものか、最近は行う人が少なくなったようにも思います。
一人でフォースドレップ(補助)が行える珍しい種目でもあります。
ただし実はこの種目、トレーナーとして人に指導することを諦め、泣く泣く「捨てた」数少ない種目のひとつでもあります。
正確なトレーニングフォームの指導に関しては絶対的な自信がありますが、
このコンセントレーションカールだけはどれだけフォームの指摘また修正を行っても、一度も正しく行える指導を成功させたことがありません。
この種目は、
股関節〜大腿骨〜膝、背骨〜肩甲骨〜肩〜上腕骨〜肘〜手首、そして支点、全ての位置が正しくセットされる必要があります。
ボトムでの受け方、トップでの受け止め方も繊細で、
重量を扱う場合は、僅かなチーティングの利用も必要不可欠となります。
とにかくややこしく、気にする関節の数や要素が多すぎるため封印としました。。
ちなみに元来のコンセントレーションカールは自分の実施動画よりもう少し手首(前腕)を外旋させますが、
個人的に二頭に強いテンションを掛けたままエキセントリックさせる感覚が好きでないので、敢えてやや内旋を保持しています。
平行筋である上腕二頭筋は決して頑丈な作りではなく、過度または不自然な負荷を掛けたトレーニングによる故障の多い箇所でもあります。
同じ平行筋であるハムストリングの障害を起こすアスリートが多いのも同じ理由と言えると思います。

怪我の予防として柔軟性の保持、適切な使用重量設定、不自然でない動作を特に心掛けます。
セット間には二頭筋をモミモミ。

FLEX2
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